ふたたび蔵王に行ってきました。
「今年はまったく雪が積もってない」とは聞いていましたが
「雪国の人の『積もってない』はあてにならないからな~」などと言っていたら本当にびっくりするほど積もっていません。宮城にも福島にも。
山のほうにはさすがに少しは雪がありましたが。
冬毛の狐。そのまま首に巻いて連れて帰りたい。
彼らも自分の毛皮に満足しているように見えました。
丸まって眠る狐は、たいてい微笑んでいたのです。
狐たちは人間を恐れておらず、慕ってもいない風で、
こちらが手を出さなければ、
ただ放っておいてくれるのでした。
地元の人によれば観光客は国内外問わず順調に増えているそうで、
まさしく狐は神様のお使いであります。
実物は写真の何十倍も素晴らしく美しい光景です。
威風堂々。
自分の尻尾に顔をうずめて眠る技。
背景は蔵王連峰。
見飽きぬ曲線。
狐の細い肢で雪をさくさく踏みしめる音は可愛いものです。